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労働とは何か


DSC_2063.JPG二条城の桜にたくさんの観光客が押し寄せています。写真は、帰宅時に自転車で通る「二条城の近くの桜」です。小さな公園に1本、この時期だけライトをつけてくれます。憩いのひとときです。

開催できるかどうかわからないオリンピックを前にして、国際的な労働のあり方が少しずつ浸透してきました。ワークライフバランスの重要性の指摘やジェンダーギャップ指数の宣伝など、これまでの男性正社員中心の仕組みへの反省が始まりつつあります。
と同時に、プラットフォームワーカーや、オンコールワーカーなどこれまでの労働法規制を潜脱するような働き方も増えてきました。
改めて、「労働とは何か」をしっかりと考えることが必要だと感じています。

そんなときに、一橋大学大学院教授の相澤美智子さんから「労働・自由・尊厳ー人間のための労働法を求めて」(岩波書店)を贈呈頂きました。まさに学びたかったものです。滞留している仕事の合間を縫って少しずつ学ぶことにしています。

先生が著書の中で紹介するシュルツ教授の論文における発言は、とても刺激的なのです。1つだけ紹介します。
「人は、労働以外の領域での生活に十分かつ深く参加できるとき、労働に充実感を覚え、生き生きと働けるになる。逆もしかりである。人は、家庭人や市民としての活動経験を通じて、職業生活においても貢献できる能力を培っていく」

ご購読をおすすめします。



 私はここしばらくの間、秋になると京都にある法科大学院の「労働法事例演習」というゼミを担当しています。毎週90分のゼミを14回、そして試験、採点。結構忙しいのですが、対価の給与は専任の教員たちと比較すると何分の一に過ぎません。ということもあって、私は関西圏大学非常勤講師組合の組合員でもあります。大学における正規と非正規の格差も異常な状態であり、非常勤講師組合では全国の同様の組合と連帯して格差是正の闘いを展開しているところです。

 ところで、私たちの組合の委員長は大阪大学でも非常勤講師を担当しています。このたび雇用期間が5年を経過したので、新年度の契約更新に向けて、労働契約法18条に基づき「無期への転換」を大学に通知しました。
すると、大学から回答が来たのですが、その内容は、あなたとの契約は「委嘱契約(準委任)であって労働契約ではない。したがって労働契約法18条の適用もない。」という信じがたいものでした。

 つまり、「大学非常勤講師は労働者ではない。」と主張してきたのです。
 コロナ禍で非常勤講師たちは大学に決められた授業開始時刻にZOOMで授業やゼミを行い、授業のための準備を行い、試験の監督もします。採点の提出期限も短く、成績評価についても大学の設定した基準どおりに行います。大学の要請で学生に対する学習指導も行わなければなりません。こうした、大学による指揮監督の下での労働が明白なのに、労働者と認めないという暴挙に出ているのです。到底許すことはできません。こうした対応の是正指導を求めて、組合は厚労省に要請をしました。
 非常勤講師が労働者としての保障をきちんと受けることができるように、みなさんのご支援をよろしくお願いいたします。
コロナ禍で地域経済が疲弊している今だからこそ、地域経済の活性化のためにも,最低賃金の地域間格差の縮小は喫緊 の課題です。 
 新型コロナウイルス感染症のなかでの地域経済の再生と最低賃金の引き上げについてみ なさんと一緒に考えます。日弁連と山口県弁護士会の共催により  この土曜日に 「コロナ禍での地域経済の再生と最低賃金の引き上げ」をテーマとするシンポジウムをZOOMで開催します。

私も講師として参加しますし、お馴染みの岡田知宏さんが地域経済の再生について講演します。お時間の許す方、ぜひご参加ください。

  開催日時  2021年(令和3年)3月13日(土)13:30~16:30

  開催方法  Zoomで開催、パソコン、スマートフォン、電話で参加可能 ※予約不要・参加費無料
               I    D 820 5809 2222
               パスワード なし
               U  R  L https://us02web.zoom.us/j/82058092222
               
  当日の進行 13:30~13:35 開会の辞

                      上田和義(山口県弁護士会会長)
       13:35~13:50 日弁連報告「全国一律最低賃金制度への取組について」
                      猪股 正(弁護士・日弁連貧困問題対策本部事務局副本部長)
       13:50~14:30 招待講演 「今必要な中小企業支援策~海外調査を踏まえて~」
                      中村和雄(弁護士・日弁連貧問題困対策本部事務局委員)
        
      14:40~15:50 基調講演「コロナ禍の下での地域経済の再生と最低賃金の引き上げ」
                      岡田知弘(京都大学名誉教授・京都橘大学教授)
      15:50~16:25 パネルディスカッション
                 パネリスト:猪股正、中村和雄、岡田知弘、松田弘子(山口県弁護士会)
                 ホ ス ト:斎藤隆弘(山口県弁護士会)


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