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韓国の労働時間規制改革

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 広島で行われている「日韓労働法フォーラム」に参加しています。「日韓労働法フォーラム」は今年で12回目です。毎年、日本と韓国で交互に開催しています。日本と韓国の労働関係はきわめて類似していますが、労働法制は類似の物もある一方で相違点もかなりあります。お互いの国の立法や政策を比較検討することは、わが国の立法政策を検討するにあたってきわめて価値があります。私もできる限り参加しています。

 今年は、韓国の労働法研究者ら20名が来日し、日本からは労働法研究者ら18名が参加しました。労働側弁護士も私を含めて4名参加しています。


 文在寅政権下において、韓国では様々な革新的な労働法制改革が次々実施されています。労働時間規制についても2018年2月28日に勤労基準法が改正となり、3月20日に公布されました。日本の労働時間規制に関する労働基準法改正は、あまり効果のないものに終わっていますが、韓国では大きな前進が実現しています。
 1週間の労働時間延長は、休日労働を含めて12時間が限度となりました。その例外を労使協定で締結できる業種も陸上運送業、水上運送業、航空運送業、その他の輸送関連サービス業、保険業の5種類に限定されました。そして、これらの特殊業種に該当し特例制度を導入する場合には、労働日の終了後、次の労働日の開始まで11時間の連続休憩時間を与えなければならないとのインターバル規制が規定されました。
 また、休日労働手当の場合,8時間以内の休日労働に対しては通常賃金の50%を加算して支給し、8時間を超える休日労働に対しては通常賃金の100%を加算して支給することとしました。休日労働の抑制を図るものです。

 さらに、韓国では,憲法を改正して「同一価値労働同一賃金」を憲法上の規定にしようとの改憲案が与野党で確認され、具体化が議論されています。
 働く者の立場に立った韓国の労働法制改革は、私たちにとって、わが国の制度改革を進めるためにとても勉強になります。
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by 中村和雄  カテゴリ:, | コメント(0) | トラックバック(0)

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