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2017年3月

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2017年3月アーカイブ
 昨年12月に政府から「同一労働同一賃金ガイドライン(案)」が発表されました。これをめぐって、労働界や弁護士の間でも混乱が生じています。議論を整理することが必要です。
 まず、今回発表された「同一労働同一賃金ガイドライン(案)」は「同一労働同一賃金」を実現するためのものではないことを確認しておく必要があります。「同一労働同一賃金」は同じ労働(仕事すなわち職務)をしているのであれば同じ賃金(処遇)を支払う」という原則です。
 今回発表された「同一労働同一賃金ガイドライン(案)」は上記の原則に基づいて賃金(処遇)が支払われるべきことを前提としているものではありません。
 今回発表されたガイドライン案は、現在存在する有期契約であることによる不合理な差別を禁ずる労働契約法20条と短時間労働であることを理由とする不合理な差別を禁ずるパート法8条の解釈運用基準を記載しているものに過ぎないのです。労働契約法20条やパート法8条は「不合理な差別」を禁止するだけであり、「同じ仕事をすれば同じ賃金を支払う」との「同一労働同一賃金」を保障したものではないのです。

 なぜ、それなのに「同一労働同一賃金」と付されたのでしょうか。安倍首相は、同一労働同一賃金の実現に向けて法律を作ると公約しました。しかし、経団連などの強い反対の中で、同一労働同一賃金に向けた立法を断念したのです。そこで登場したのが、ガイドライン案の立法化です。ガイドラインの内容はあくまで現行規制法の解釈基準ですから,新たな法律を作る必要などないのです。明らかな矛盾であり、ごまかしです。

 労働界や弁護士の中にも、ガイドライン案が「手当」や「賞与」に関して正規と非正規との別扱いを厳格に解釈しているために相当の評価をしている方々がいます。しかし、ガイドライン案では基本給の支給について不合理であると解釈される支給の仕方はほとんどありません。「同一労働同一賃金」の解釈ではないからです。このことをきちんと確認しておくことが重要です。

 安倍首相は「同一労働同一賃金」を推進するとしていたにもかかわらず、このままでは「同一労働同一賃金」に向けた法律をつくろうとしないのです。 安倍首相のごまかしを許さず、真の「同一(価値)労働同一賃金」を実現するための法律を制定するように運動を進めていきましょう。

 
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 本日は、東京の中央大学駿河台記念館で非正規労働者の権利実現全国会議の第9回総会です。明治大学の遠藤公嗣教授が「同一(価値)労働同一賃金の実現をめざして」と題して講演されています。

 連日マスコミを賑わしている森友学園(写真は問題の小学校建設現場 サンスポ提供の写真)。鴻池国会議員や維新の大阪府会議員らの記者会見によって、ますます政治家の関与疑惑が深まってきました。もっと大物が登場するのではないか,今後の解明を待ちましょう。
 それにしても、弁護士としては何とも歯がゆい事態です。地方自治体の問題は住民監査請求が可能であり、不当な監査結果に対しては訴訟が可能です。ところが、国の財政問題については、こうした制度がないのです。会計検査院への職権発動の申し入れくらいしかできないのです。もちろん刑事事件となれば告発などは可能なのですが。

 現段階で重要なことは、事実を正確に把握することだと思います。そのための1資料として、鴻池事務所のメモを入手しました。皆さん、じっくりとお読みください。鴻池議員のコンニャクを突き返したという趣旨の発言は時期が矛盾するように思えるのですが。今後様々な情報が巷に溢れてくると思います。正しい情報とデマ情報をきちんと見分けて真相をつかんでいきましょう。    鴻池議員秘書メモ.pdf                                   
                                            
森友学園.jpgのサムネイル画像


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