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安倍政権のための憲法講義

 憲法は日本国の最高法規です。その意味を「憲法は私たち国民が守らなければならない最高の法律だ」と勘違いしている方々がたくさんいます。安倍首相もその1人です。憲法は国民が守るべき法ではありません。国民が国家に守らせるべき法です。国家が国民の人権を不当に侵害してとんでもないことをやらかさないように、予め歯止めをかけておくのです。
 つまり、憲法は国家権力に歯止めをかけ、個人の人権を保障するものです。そして、ここでいう国家権力とは、国会や行政などを指します。これらの民主主義の国であれば、国民の多数派によって創り出されたものです。したがって、国民の多数派に歯止めをかけて、少数派の人権を保障することが憲法の目的だということになります。
 このことを学問的には、『立憲主義』といいます。

 ところが、中谷元防衛相は、国会で「安全保障法制はどうあるべきか与党で議論いただき、現在の憲法をいかにこの法案に適応(適用)させていけばいいのかという議論を踏まえ(法案の)閣議決定を行った」と発言しました。「憲法を戦争法案に合わせた」というのです。正直者なのですが、こんな発言を平然と大臣がするなんて、安倍内閣の水準の低さを物語るものです。

 国会に参考人として呼ばれた3人の著名な憲法学者は、いずれも戦争法案を「違憲」だと断じました。3人の中には憲法9条の改正論者もいます。しかし、憲法の改正をせずに憲法を変えてしまう、民主主義の崩壊に対して、絶対に許すことはできないとしているのです。憲法学会に属する学者の皆さんが次々と声を上げて今回の戦争法案を違憲だとしていることの意味を、安倍首相は理解できていないようです。法学部出身という経歴からはあまりにお粗末すぎます。
by 中村和雄  カテゴリ: | コメント(0) | トラックバック(0)

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