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プリントパックの不当労働行為申立

 テレビ宣伝でおなじみの「プリントパック社」。京都に本社のある中堅の印刷会社です。インターネットを通じた注文印刷などで急成長をしている会社ですが、じつは、そこで働く労働者の働かされ方は過酷であり,使い捨てされています。

 会社では、数年前に、若い労働者が入社後すぐ機械に挟まれて死亡するという痛ましい事故がありました。労働基準監督署が指導をしたのですが、会社は充分な対応をしてきませんでした。労働者の休憩時間中も機械は稼働し続けています。おちおち食事もしていられません。労働者は2交代制で、昼勤、夜勤12時間ずつ働いています。給与は基本給が13万5000円、何年経験を積もうが上がりません。こんな会社に何で勤められるの、疑問に思われるかもしれません。労働者が毎月貰う賃金の中にじつは固定残業代が含まれているのです。その額が10万円ほどなので、手当と併せて労働者は毎月何とか20万円ほどの手取りを得ることができます。

 でも、よく考えるとどんなに残業しても賃金は増えないののです。固定残業代はざっと、毎月90時間分です。過労死認定基準をオーバーするほどの残業を予定しているのです。現にこの会社では、多くの労働者がこれに近い残業を強いられています。残業を拒否することはできず、毎日へとへとになるまで働いているのです。

 こんな働かせ方はおかしいと2人の青年が立ち上がり、個人加盟の労働組合に入り団体交渉を求めました。すると会社は、2人を配置転換し、賞与もほとんどなし、昇給もほとんどなしというあからさまな差別をしてきました。組合と2人は、こうした不当な差別の是正を求めて、2月10日京都府労働委員会に不当労働行為の審査を申し立てました。

 この会社で新たに採用されたほとんどは若者です。どんなにへとへとになって残業しても賃金が上がらないのです。低賃金・過酷な労働で若者を使い捨てる「ブラック企業」の1つです。先日アメリカ調査をしてきましたが、アメリカでも若者雇用の崩壊が深刻な社会問題となっています。格差拡大を是正するためにも、雇用規制をしっかりと強化していくことが必要です。
by 中村和雄  カテゴリ:, | コメント(0) | トラックバック(0)

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