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現代の奴隷工場

 バングラデシュから技能実習生としてやってきたラベアさんが、本日、京都地裁に長崎の会社を相手取って、最低賃金法に違反する賃金や残業代の支払いを求めて提訴しました。テレビ、新聞にも大きく報道されました。私も代理人弁護士のひとりとして活動しています。
 
 彼女は2011年11月に縫製技術を学ぶために「技能実習生」として来日し、長崎の縫製工場で働きました。毎日朝8時から深夜0時まで、びっしりミシンでの縫い作業と整理作業を繰り返しました。休日は月に2回だけ。給与は、毎月10万7000円。ただし、そこから4万円を寮費、社会保険名目で控除。さらにブローカーが5万円を控除。ラベアさんの手元には、毎月1万円ほどが支給されるだけです。
 米だけは会社から支給され、貰った1万円で食材を購入していました。近くの畑のおじさんからは時々収穫した野菜を貰っていたとのことです。
 寝不足と疲れから、頭痛など体調を崩し、管理者に「病院に行かせて欲しい」と訴えると「それだったらバングラデシュに帰れ」と言われ病院にも行けなかったとのことです。保険証も会社が管理し渡して貰えませんでした。

 昨年の7月までがんばって働いていたのに、8月には仕事をはずされ無理矢理帰国させられそうになったのです。そこで、京都に避難し、今回裁判をすることにしました。ラベアさんと一緒にやってきた技能実習生のうち数名があまりにも過酷な扱いの中ですでに帰国しています。まさに、現代の「奴隷工場」です。外国人研修制度が悪用され社会問題になったことから、国は入管法を改正しました。にもかかわらず、いまだにこんな酷い実態が「技能実習」として存在しているのです。行政の監督責任が問われます。
 
 こんな惨い扱いをされながらも、ラベアさんは日本が好きだと言います。日本でしっかりと縫製に技能を身につけて帰国し、バングラデシュで縫製工場を持つことが夢だそうです。そのために、いま一生懸命日本語の勉強をしています。皆さんの応援をお願いします。
by 中村和雄  カテゴリ: | コメント(1) | トラックバック(0)

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コメント(1)

最後の段落を読んで眼がうるみました。ラベアさんも中村さんもがんばって。

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